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申告よりも深刻

最近はオリジナル商品の製作発送の仕事のウエイトが大きいので

あまり気にしていませんでしたが、

冷静に考えると、金物業界の冷え込みがかなり厳しい。

原因は、明らかに職人さん不足である。

職人さんがいないから注文物件も無理に取らない。

工事能力が低下するために道具は売れない。

職人さんの購入手間を減らす意味もあって金物が支給。

加工作業がないので、高額商品が売れない。

さらに、一番の要因として道具の購入率の高い若手がいない。

それなのに量販店がまだまだ出店するらしい。

量販店は儲かっているから出店するわけではない。

売れないから市場を増やすために出店している。

現に一番店舗数の多い量販店である某建材メーカー系の量販店が撤退を決めている。

しかし、その権利をまた別の量販店系列が買ったとの噂。

金物業界は今から5~10年くらいは市場が下がり続け

今の3割くらいは減った状態で横ばいになりそうな雰囲気。

ただ、個人店の大半が引退する見込みなので残る個人店は

放漫経営でなければ、何とか維持はできると思いますが

欧米方式の金物販売形態に代わると個人店も危うくなる。

欧米方式は金物屋のほとんどが量販店スタイル。

個人店がどこまで付加価値を付けられるかが今後の生き残りになるでしょう。

消費税増税の言い訳が通用する時期も過ぎています。

今後のためにも売り手はしなければいけないことをしっかり行う。

買い手は、怠慢な業者に喝を入れるか、最悪見切りをつける。

そうしないと業界は良くならない。

当店も見切りを付けられないように努力をします。