土曜日の11時ごろ電話で
「自動の上下が止まらんので見に来てくいや~」
との依頼。
2年前にインバーターを交換したシンクスの定盤固定自動カンナのテクニカである。
おそらく、パラメータ(各移動部分の決められた数値データ)が
ぶっ飛んでいると予測される。
メーカーがお休みなので頼りになるのは取説だけ。
取説通りパラメータを確認するとPO1~3までの数値がすべてクリアされていた。
初期値に戻して試運転するが、プリセットカウンターで加工厚を決めて
運転ボタンを押すと正常なら高速で下がり(または上がり)目標値を行き過ぎると
低速で戻して目標値で停止するはずだが、
今回もオーバーランを繰り返して目標値を行き過ぎると戻しては、また行き過ぎ
さらにそれを何度も繰り返すので、いつまで経っても止まらない。
とりあえず、これ以上何ともできないので週明けの宿題として帰る。
週が明けて、シンクスに問い合わせると
「パラメーターは1~3までしかありませんが。」
「いやぁ、インチングの微設定がインバーターか本体のどちらかにあると思うんですが。」
「調べて、分かったら連絡します。」
それから数時間後電話が
「古い資料を確認したらパラメーターの4~6がありました。FAX送ります。」
FAXを確認するとかなり前に直したことがある覚えのあるパスワードがありました。
その日の午後、再度現地に伺い、パスワード入力して
パラメータ4~6を確認するとすべてぶっ飛んでいましたので
再入力して、試運転。
ドキドキ ドキドキ
今度は正常に停止しました。めでたしめでたし。