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テクニカの修理

土曜日の11時ごろ電話で

「自動の上下が止まらんので見に来てくいや~」

との依頼。

2年前にインバーターを交換したシンクスの定盤固定自動カンナのテクニカである。

20180519185312

おそらく、パラメータ(各移動部分の決められた数値データ)が

ぶっ飛んでいると予測される。

メーカーがお休みなので頼りになるのは取説だけ。

取説通りパラメータを確認するとPO1~3までの数値がすべてクリアされていた。

初期値に戻して試運転するが、プリセットカウンターで加工厚を決めて

運転ボタンを押すと正常なら高速で下がり(または上がり)目標値を行き過ぎると

低速で戻して目標値で停止するはずだが、

今回もオーバーランを繰り返して目標値を行き過ぎると戻しては、また行き過ぎ

さらにそれを何度も繰り返すので、いつまで経っても止まらない。

とりあえず、これ以上何ともできないので週明けの宿題として帰る。

週が明けて、シンクスに問い合わせると

「パラメーターは1~3までしかありませんが。」

「いやぁ、インチングの微設定がインバーターか本体のどちらかにあると思うんですが。」

「調べて、分かったら連絡します。」

それから数時間後電話が

「古い資料を確認したらパラメーターの4~6がありました。FAX送ります。」

FAXを確認するとかなり前に直したことがある覚えのあるパスワードがありました。

その日の午後、再度現地に伺い、パスワード入力して

パラメータ4~6を確認するとすべてぶっ飛んでいましたので

再入力して、試運転。

ドキドキ ドキドキ

今度は正常に停止しました。めでたしめでたし。