一昨日の話である。
土曜日に緊急でマキタのコンプレッサーが欲しいとのことで
マキタ営業所引き取り経由で40分くらい掛かるところに行くことになったので
そちらの方面の納品合わせて4件午後から回った。
1件目は依頼者が不在と言うことで現場の初対面の大工さんにお渡したが
「よろしくお願いします。」と現場を去ろうとしたら
「ちょっと待った！」
「マキタの丸鋸をいくらも使わんうちに音が悪くなったけど。」
「それって深切マルノコじゃないですか？おそらくギヤの摩耗だと思います。」
「いくらくらい掛かる？」
「1年以内ならクレーム修理で頼めないことはないですが・・・。」
「しばらく放ってあったので1年は経っとる。いくらくらい掛かる？」
「多分主軸のギヤと2番目のギヤを交換しないと直らないから6～8000円くらいかな。」
と言うことで終了。
その後通称新箱根と呼ばれる旧ラブホテルが立ち並ぶ峠を通って
ラグーナと言うテーマパークの向かいの現場へ
半年待ちの商品が入荷したので納品する。
「よろしくお願いします。」
と立ち去ってラグーナ前の大渋滞で全く進まない時に電話が
「まだ近くにいる？スライドが今壊れた。」
早速Uターンしてマルチボルトのスライドマルノコを確認するが
おそらく、基盤不良であるからクレーム修理で預かる。
3件目、研磨があったので届けるだけ。
社長に渡すがいきなり
「世間の状態はどう？」
「コロナの影響で・・・・。」
と数分離していると2階から先代が降りてきて
「ちょっと待った。プレナのデジタルがおかしい。」
現物を確認すると、特に異常はないが、
最近昇降してもデジタルが止まったままの時があるらしい。
念のため昇降をカウントするエンコーダとそのコネクタを確認するが
見た目には異常がない。
よくありがちなケースとしてエンコーダ寿命が近い時によく起こる現象である。
もしかしてとエンコーダの基盤側のコネクタを一度抜いてから入れたら
デジタルが動かなくなった。コネクタの接触不良の可能性がある。
何度も入れた出したりして接触面のあたりを良くしてもう一度入れると正常に戻った。
でも、これだけでは確定できないので、様子を見るとのことで終了。
4件目、ここも研磨と中古の卓上マルノコを頼まれていたので納品して帰ろうとすると
「ちょっと待った！」
「パネルソーのベルトの位置を替えても変わらん！」
「そんなはずはないですよ。速度は遅くなっているはずです。」
「フリー板を切ると途中で止まっちゃう。」
「それは昇降のベルトじゃなくて刃物のベルトが悪いと思います。」
見づらい位置にある刃物側のベルトを確認するとダランダラン。
良く回っていたな～と思うくらいベルトが緩んでいる。
張り直しをしようと思ったら調整ボルトがない。
モーターベースのボルトを緩めてモーターを持ち上げて、ボルトを締めればいいが
モーターを持ち上げるところもない。
仕方がないので二人の大工さんに両端からバールで何とか持ち上げて頂き
ベルト張りに成功する。
試運転するとスイッチを入れた瞬間の音から変わったので
二人の大工さん目を丸くしていました。
おかげさまで帰社時間が2時間ほど遅くなってしまいました。以上！
