昨日、豊田市まで中古のバンドソーの納品に伺いました。
納品後、お茶を出していただき世間話を。
木が足らないし若い職人はいないけど、トヨタはコロナでも快調らしい。
そんな話をトヨタ紡機に務めているお客様の息子さんの話を伺いました。
現在はほとんど自動車部品を作っているトヨタ自動車の下請け。
不意に半世紀近く前に母方の祖母の話を思い出したので
そういえば祖母が女工のころ豊田佐吉さんの下で働いており、祖母が
「豊田佐吉って知っとるか?」
と言うので、
「そんな有名人ならほとんどの人が知ってるよ。」
「何で知っとるんだ。佐吉さんは、ワシが一生懸命働いとるのにいつも遊んどった。」
「それ違うよ。女工さんが大変だから楽をさせようと思って新しい機械を考えてたんですよ。」
「ほっか~?」
豊田佐吉さんは、説明するまでもなく、その後自動織機を発明された方です。
そのノウハウを駆使して息子さんがトヨタ自動車を始めました。
仕事をするうえで、下で働く者は上司の苦労は分かりづらいので
このような思いをしながら働いている方も少なくありませんし
上司も、そう思われていることを考えながら対応しないといけません。
人は人、自分は自分。
与えられた条件下で自分の賃金以上の仕事をすること。
それを念頭に明日からも頑張ります。