棚卸

昨日で本年の営業が終了しました。

今年一年、皆様方には大変お世話になりました。

コロナ禍の中で店頭売り上げが厳しい中、

メールやyahooショッピングなど通販の売り上げは毎年上がっております。

事業者は明確な納税をするために帳簿を明確にしなければいけないことになっています。

人によっては「税務署が来たら要るだけ持ってけ！」と言われる方がおられますが

これは正しい納税とは言えません。

そのために、在庫の残高を明確にしますが

実は税務署は棚卸をあまり気にしていないようです。

理由は在庫を実際の金額より減らすと確かに売り上げが誤魔化せますが

翌年はその在庫がベースになって計算するため、翌年の在庫をまともに出すと

翌年の売り上げが実際の売り上げよりも上がってしまうので

税金が高くなってしまいます。

それでも

税金をさらに抑えたい方は前年よりもさらに大きく誤魔化すわけですが、

数年繰り返すと

在庫が0円になってしまい、これ以上減らせなくなってしまいます。

これを昔の棟梁が良く行っていました。

それを材木屋の営業マンが利用して、

「親方、税金逃れに在庫買っておきましょう！」

と言うことで年末に在庫を押し売りして税金を誤魔化すんですが、

仕事が切れてくると在庫を買う気力がなくなるので、

仕事の少ない中、1年間在庫で賄うと帳簿に上がっていない材木が売り上げになるため

実際の利益よりもはるかに大きな帳簿上の利益になってしまうので

仕事が切れるとたくさん税金を払うおかしな現象がありました。

現在はそんなことをされる方はいなくなりましたが

税務署はこんな感じで在庫を誤魔化しても10年くらいの長い期間で見れば

在庫の調整は意味がないので、別のところを調べようとされます。

どこを調べるか？

それは売り上げの誤魔化しと経費にならないはずの経費です。

税金を払わない方は非国民と言われても仕方がありません。

堅実に納税しましょう！！！

と言っても会社の仕事がメインの方は、あまり誤魔化せませんが

以前家計費のレシートも構わず経費計上していた手間請け大工さんがおられました。

でもレシートを調べられたら一発で追徴課税で加算税まで取られて

誤魔化さない方がよかった。と言うケースもありましたのでお気を付け願います。

本日は在庫だけでなく、現金や電子マネーも立派な資産なので

それらも期末残高を明確にするため残高だけでなく、

そのいきさつも明確にする書類を作成します。

ですから、本日一日では終わりそうもありません。

昨日は大修理もできませんでしたし、通販業務も処理しないといけませんし・・・。

でもご注文はいつの時でも大歓迎いたしますので

宜しくお願い申し上げます。