先々週にシンクスの超仕上カンナの修理依頼がありました。
余談ですが、修理依頼をするときは必ず機種のモデル名を調べてからお願いします。
機種が分からないといくら症状を言われてもすべての機種を想定しながら考える必要がありますので、回答に10倍くらいの手間がかかります。
これはお互いに損なことでありますので、少々手間が掛かっても
モデル名を確認してからお問い合わせ願います。
今回は、たびたびお邪魔しているところなので
当店で販売した機械ではありませんが頭に入っているので現物を確認してから
お客様と打ち合わせをして最善策を考えます。
その状況は
画像の角度が悪いので分かりにくいですが手前のローラー台受けは正常ですが
リターン側が完全に破損し受け木をかっている状態。
それと奥はどうでもいいですが手前側は元々機械側にローラーがなく
2尺未満の材料を削るとローラーまで届かずに引っかかるらしいので
接続部にローラーを付けとほしいのとのこと。
まず純正品はク〇高いので受け台を交換せずに4本足のローラー台に変更する。
その新規ローラー台を手前側に設置し、手前のローラー台をリターン側に移動する。
こうすれば2間より長いものであればローラー台を手前に引けば材料が落ちません。
ただ短い木材はローラーの間に落ちるのと、見習い大工さんもいるため
大きい材料を削る際指を挟む可能性があり
ローラーの間の隙間に9mmベニアを敷いて対処していただく。
これでOK頂きました。