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電子制御のお話その3

3.ソフトスタート
マキタが電子制御ではない深切りの電気マルノコを発売した当時、軽いモーターに対して、始動時の反動が大きすぎるため、
墨ズレを起こすクレームがありました。(当店では販売しておりません。)
そこで、マキタはその対策として、始動時の反動を軽減するソフトスタートタイプを発売しました。
現時点、私のいところにはその詳細情報が入っておりませんので、あくまでも分かっている情報の中で書き込みいたします。
実際と違っているところがあるかもしれませんが、ご了承ください。
昔から製材用の大型バンドソーは、始動時手で回しながらスイッチを入れないとブレーカーが飛んでしまうのを解消するため、
スターデルタ方式のモーターを採用しております。
恐らく、マキタはこれを100V用に応用しているものと思われます。
スイッチを入れた瞬間は直接モーターに100Vを繋がず、交流にダイオードを介した(=脈流)電圧(50V)を1秒ほど回してから

タイマーリレー(一定時間経つとスイッチがON又はOFFする部品)で、モーターを100Vで回転させます。

ですから、スイッチを入れてから1秒間弱いトルクで回転させてから本回転させるため
「ウーイーーーーーー!」と回ることになり、始動時の反動を軽減しています。
この方法なら電子制御方式よりも安いコストで製作できます。
まだまだ続きます。
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