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深さ調整その2

その1と全く関係ない内容ですが、
釘打機やビス打機で釘やビスが浮くと深さ調整を深くしますが、
本当に調整が悪い場合は良いのですが、パワー不足や下地が硬いときに
負荷調整を深くすると逆効果になることがあります。
釘打機の場合は打ち終わった後の反動が大きくなります。
ビス打機の場合は締め込み終了にならないとビス送り不良を起します。


ビス打機は日立とマキタの場合
1.大きいピストンでビスを半分打ち込む(その間にビットを回転させて+穴に入れる)
2.ビットを回転させ、小さいピストンで弱く押し込みながら締めこむ
3.ビットが下限まで来たら回転を停止させてビスの送り爪をカラで下げる
4.人がトリガを放すか機械を浮かすとビットがリターンして、送り爪がビスを送る。


MAXの場合
1.大きいピストンでビスを半分打ち込む(その間にビットを回転させて+穴に入れる)ピストンはこの状態で下限
2.ビットを回転させ、安全装置が一番奥になるまで人が押し込みながら締めこむ
3.ビットが下限まで来たら回転を停止させてビスの送り爪をカラで下げる
4.人がトリガを放すか機械を浮かすとビットがリターンして、送り爪がビスを送る。


以上の内容になっています。(違いは2だけです)


ここで深さ調整を必要以上に深くすると軟らかい材料ならめり込むだけですが
硬い材料に締めこむとビットが下限にならないため3と4の動作をしません。
だから、必要以上に深くしないで欲しいです。


そもそも深さ調整はパワーを強くするものではなく、あくまでもビット停止位置の設定をするだけです。
パワーを上げたい場合は圧力を上げるしかありません。
ただ、ビス打機にはレギュレーターが付いておりますので、圧力を上げてもそれほど効果が出ません。
できれば、ビスの長さを控えるなどの工夫が必要になります。
この件のご理解よろしくお願いいたします。
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