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自動カンナの整備 その1

先日引き取ってきました日立の自動カンナF505B。
欲しい方が見えましたので、まずは状態を確認。
まず送りが悪い。
送りローラーは交換しないといけないほどは悪くはないが、
正常なら一度削ったものを厚みを変えずにもう一度通した時に削っているような音はするが
鉋屑が出ずに材料をスムーズに送らないといけないが、今回のものは全く送らない。
確認すると原因は2つ
1つ目は刃が調整不良で出すぎである。
一度刃を外して、簡単に刃を研いで、再度セッティングする。

日立はマグネットゲージを当てて、両端のネジをマイナスドライバーで仮締めするが必ず右から締める。
両端とも少しづつ締めたほうがいいが、それでも右優先で締める。
理由は左を先に締めると刃が回転して右が下がるからである。


これでもう一度削ってみるが、まだ送りが悪い。
ゴム製の手前の送りローラーがわずかに縮んでいるのと、もう一つ理由がある。
それは送りローラーのメタル(軸受け)の下にゴミが入って通常位置よりも高くなっている。
軸受けの下の鉄板を外してみる。


木屑が堆積してMDF状態である。この厚みの分だけ送りローラーが高い。
せっかくなのでゴムが縮んだ分送りローラーを上げる。
三相の自動カンナは調整ができるが100Vの機械にはそのような機能がないので、
内側にシールを貼って、シールの厚み分下げる。


これを組み立てて、試運転・・・。
OKである。
続く