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固定定盤自動据え付け

昨日は予定通り固定定盤自動カンナの据え付けを行ってきましたが、
直角二面カンナの引っ越しまで行ったので、少々へばりました。
写真も取れず、電気配線と集塵がまだですので、次回の機会にご報告を。


ちなみに今回気持ちよかったことがありました。
固定定盤を据え付けて、使い方を説明する際に仮配線して説明しようと
三相のブレーカーを切って、その下のコードを外そうとしたら固定定盤側のコードのアース線の先に指が刺さったのか
「チクッ!」
微妙な傷みがありました。
アース線の先に触らないように配線を終えて、回転方向を確認します。
最新の自動カンナはインバーター回路で制御されている部分が多いので
送りモーターを昇降モーターはどちら向きに接続しても正転します。
しかし主軸(刃物軸)だけは普通の三相モーターのため接続があっていないと逆転します。
刃物軸を確認すると正転も逆転もせず、モーターが唸っています。
「電動チェンブロックは逆巻き防止のために逆接防止回路が入っているけど、この自動は付いていたっけ?」
とりあえず、接続を逆にしてみようとすると、
「バチッ!」
切ってあるはずのブレーカーの下から火花が
テスターで確認すると下が生きている(通電していること)。
どうもブレーカーの入力を逆使いしているようである。
ブレーカーは逆向きに使っても使えるが、危険なのでこのような使い方は好ましくない。
これを見ていた棟梁はすぐに電気屋に電話する。
「この配線はどこの電気屋がやったんだ。」(大昔から電気工事屋は変わっていません)
電気屋さんも覚えがないようなので、注意しながら別のブレーカーでテスターで安全を確認しながら仮配線する。


今度は主軸が回転したが、見事逆回転。
3度目の正直で、ようやく正転。
使い方を説明して、皆さん感動していました。
今回の自動カンナには厚みを測る機能があり、自動昇降の超仕上カンナのように材料寸法で止まり、
もう一度下降ボタンを押すと超低速で下がる。
また「1厘」のボタンを押すと超低速ではなく、1厘だけ下がる。2回押せば2厘下がる。
「5厘」ボタンもあるが同様である。
本配線は電気屋さんにお願いする。
ちなみに逆使いのブレーカーは何だろう?と調べたら同じ敷地内の別の棟の電源でしかも三相ではなく単相200Vだったから
試運転でモーターが唸っていたことが分かった。


この日の気持ち良かった60Hzは大井富士川より東の方には理解できない気持ち良さでした。
それではまた!