先日、妹の家の増築部分の土地を売ってほしいとの依頼。
かなり前に裏の工場跡地を分譲した際、余剰地を格安で買ってほしいと
取引先の社長からの依頼だったので二つ返事で買った土地である。
緊急な話だったので母の名義で許可を取るのが面倒なので自分の名義で買い
そこに増築して現在に至っている。
その家は妹家族が住んでいるので、妹に相続するが、
妹は、子供のために借り物を作りたくないから売ってほしいとの依頼。
でも道具の買うのとは勝手が違う。
普通なら不動産屋に仲介料を払って司法書士に登記をお願いし
法務局に登録印税を払って、税務署に不動産売却の所得税と
買い手が取得税を払うことになる。
土地代は数百万だが、それの譲渡にかかる金額が2割ほどかかる。
少しでも簡単で且つ安くできる方法を探さないといけないのでググってみる。
「兄弟で土地を売買」
でググるが、どこも答えは同じ。上記のとおりである。
だから安くならない。
タダで聞けるところはどこかにないか・・・？と、無い頭をひねってみる。
真っ先に思いついたのは買ったときの取引先。
大切なお客様なので失礼のないように社長にお願いしようと思ったんですが
ちょっと、とっかかりにくいので、その時、担当してくださった娘さんに電話する。
すると、その時のことを覚えていないので
社長から折り返し電話してくださるとのこと。
すぐに社長から電話があった。
事情を話すと鶴の一声で
「司法書士で名義変更するだけ！」
名義変更すると贈与税の対象になるが、順を踏めば売買にできるらしい。
詳細は司法書士の方が詳しいので取引先の司法書士を紹介していただき
今度はそちらに電話をする。
事情を話すと名義変更だけなら不動産屋さんは仲介する必要は、無いようである。
売買を成立するために契約書と領収書は必要。司法書士でも作れるが
「別途料金がかかるので、自分で作れるなら自分で作ってください。」
との良心的な、お言葉。
土地売買の場合、買った金額が控除できるので、買ったときに領収書と同額なら
不動産売却益による、所得税は無税になる。
この方法なら簡単であるし、
不動産手数料0円
不動産所得税0円
契約書および領収書の印紙代1000円くらい
司法書士手数料90000円くらい（買い手本人が行えば0円）
県税印紙代40000円くらい（買い手が払う）
取得税 50000円くらい（買い手が払う）
契約書の1枚分の印紙のみが自分の負担になるので、残りは妹に払っていただくが
それでも双方得になる。
妹に名義になれば道路なしの土地が道路付きの土地に変わり
その時点で評価が倍くらいになるので妹にはお得な話である。
相続に並行しているので、先は長いですが、とりあえず第一関門突破しました。
