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深切りスライドの精度

現在発売されているプロ用のスライドマルノコはマキタと日立しかない。
特に売れ筋は190mmであるが、マキタは、日立の2本スライド方式のPATがあるため、
同じものが作れず、2段スライドでPATを回避し、悪戦している。
スライドマルノコ市場を優位に進めているはずの日立は現在C7RSHCのレーザー有りとC7RSCのレーザー無しの2機種に絞り
お客様の選ぶ権利を無視して、生産中心主義と言っても良いような状況。
この2機種は前作の深切りではない機種の改良版であるが、その分価格が若干高くなっている。
問題は深切りが必要あるのか?
旧タイプは高さが60mmまでで、深切りは高さが70mmである。
深切りにすると精度が心配である。
実際に深切りのほうが精度が悪いと言われているが、これはあくまでも予想の話。
造作マルノコのような手持ちのマルノコは使っている人が
「深切りの方が精度が悪い。」「深切りの方が仕上がりが悪い。」
などデメリットを言われる方が見える。
手持ちのマルノコの場合は深切りにするとモーターの負担が大きいためと電子がセットになっていることが多く、
電子制御の場合軽く切る時の回転数が遅いため、仕上がりが悪い。
また、遠心力も小さく、フランジ径も小さいため刃がブレやすい。
この理論からスライドマルノコの深切りも懸念されている方が見えるので、実際に検証してみる。

実際に測ってみると、外径で2mmしか違わない。半径にすると1mm違うだけであった。
念のため深切りではないフランジを深切りスライドに取り付けられるか実験すると使えなかった。
あくまでも推測であるが、深切りでも標準タイプでも精度にはそれほどの大差はないようである。
ちなみに仕上がりは、どちらも電子制御のため、同じはずである。
でも、昔のC7FSAのような八寸スライドタイプをリメイクしたような商品が欲しいと思うのは私だけでしょうか?
早くマキタが日立に頭を下げてPATの権利を売って頂き、両社共が究極のスライドマルノコの製造を目指して頂きたい。
それではまた。
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